スウェーデン北東部のヘルシングランドには、1000件を超える農家や農場の木造建造物が残されています。そのうちの7軒の大規模木造農家と関連する農場の建物が、「ヘルシングランドの装飾農場家屋群」として世界遺産に登録されています。
森の中の渓谷に建つこれらの大規模木造農家は、主に18世紀から19世紀のもので、中世 (12世紀から16世紀) に始まった木造建築の伝統を今に伝えています。所有者は亜麻の栽培や森林開発で富を得た農民で、彼らはヘルシングランドの芸術家や近隣のダーラナの画家に、装飾性の高い内装設計を依頼しました。豪華な装飾が施された家々には、地元の建築と民俗芸術の伝統が特徴的な方法で表現され、北東ヨーロッパに深く根付いた民俗文化や伝統を見ることができます。
19世紀の農業景観、農民の繁栄と社会的地位を示す好例として、2012年に世界遺産に登録されました。
国名 / エリア | スウェーデン / ヨーロッパ |
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登録年 | 2012 |
登録基準 | 文化遺産 (v) |
備考 | Decorated Farmhouses of Hälsingland(UNESCO) |