「ゲディの歴史地区と考古遺跡」は、ケニアのインド洋沿岸から約6.5km内陸に位置するスワヒリ都市で、10世紀から17世紀にかけて繁栄しました。特に15~17世紀には、東アフリカ沿岸、アラビア海、南アジアを結ぶインド洋交易ネットワークの重要拠点として、金・象牙・木材・奴隷の交易や中国・ペルシア・インド・ヴェネツィアからの高級品の輸入に関わった証拠が出土されています。
遺跡には二重の城壁、宮殿群、グランドモスク、井戸や水管理システム、モスクや墓に施された彫刻や中国磁器などが残り、スワヒリ建築と都市計画の特徴をよく示しています。東アフリカ沿岸におけるスワヒリ文化の発展、都市構造、社会生活や交易活動を示す卓越した例として評価されています。
| 国名 / エリア | アフリカ / ケニア |
|---|---|
| 登録年 | 2024 |
| 登録基準 | 文化遺産 (ii) (iii) (iv) |
| 備考 | ■関連サイト The Historic Town and Archaeological Site of Gedi(UNESCO) |
