エルツ山地/クルシュネホリ鉱業地域

Erzgebirge/Krušnohoří Mining Region

ドイツ南東部のザクセン州とチェコ北西部に位置し、両国の国境線を形成するエルツ山。この地域の22か所の鉱山と関連施設が、「エルツ山地/クルシュネホリ鉱業地域」として世界遺産に登録されました。

エルツ山地のフライベルク付近で1168年に銀鉱が発見され鉱業が始まり、15世紀から16世紀には欧州有数の銀産出地となりました。銀のほかにに錫や鉛、鉄、コバルト、ビスマス、ウラン、ニッケル、さらに非金属の石灰、カオリン、石炭なども採掘され、鉱業地域の操業は1968年まで続きました。中世より鉱業はエルツ山地の経済と社会発展の原動力であり、様々な技術・科学革新を生み、他の欧州の鉱山の手本となりました。鉱山の仕組み、技術的施設、景観の特徴から、中世後期から現代まで用いられてきた主要な採掘技術と加工技術の歴史を知ることができます。また、地上と地下における広範で洗練された水管理システムの開発の証拠も残されています。

国名 / エリア チェコ / ドイツ / ヨーロッパ
登録年 2019
登録基準 文化遺産 (ii) (iii) (iv)
備考 Erzgebirge/Krušnohoří Mining Region(UNESCO)

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