ドゥルミトル国立公園はモンテネグロ北部のドゥルミトル山地にある国内最大の保護地域である国立公園。この山岳には、約2億5000万年前の中世代から新生代第四記までの地底堆積物が残された、地質学上重要な地域です。標高1,450mの泥炭沼からは、化石が多数発見されています。
ルーマニア語で「眠るもの」を意味する約350㎢の自然公園は、標高2,528mの最高峰ボボトフ・クックなど険しい山岳地帯。ドラガ川、スシカ川、コマルニカ川などが作り上げる深くえぐれた大峡谷など絶景が広がっています。
峡谷の周りには、高さ50メートルを超えるヨーロッパクロマツの原生林が広がり、太古の植物群がいまだ息づいています。公園内には氷河期に形成された多くの氷河湖が点在し、氷柱や氷板が見られるレデナ・ペチナ洞窟も有名です。
国名 / エリア | モンテネグロ / ヨーロッパ |
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登録年 | 1980年 / 拡張年 2005年 |
登録基準 | 自然遺産 (vii) (viii) (x) |
備考 | ■関連サイト Durmitor National Park(UNESCO) |