ドーセット及び東デヴォン海岸

イギリス南部のデヴォン州のエクスマス近郊からドーセット州スワネイジ近郊まで、約155kmにわたりのびる海岸は、ジュラシック・コーストとも呼ばれ、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀まで、約1億8000万年にわたりできた中生代の地層が断崖を形成しています。

ほぼ手つかずの状態で残る地層からは、ジュラ紀の魚竜イクチオサウルスの骨格やアンモナイトなど、貴重な化石が数多く発見されています。地質学的、地形学的に非常に重要で優れた場所で、300年以上にわたり地球科学の調査・研究に大きく貢献してきました。2001年に「ドーセット及び東デヴォン海岸」として世界遺産に登録されました。