コロンビアのコーヒー産地の文化的景観

Coffee Cultural Landscape of Colombia

「コロンビアのコーヒー産地の文化的景観」は、アンデス山脈中部の6つの地域と18の都市集落から成る、文化的景観です。19世紀にアンティオキア地方から移住した人々が、急峻な山岳地に適応しながら築いた独特のコーヒー文化が根づいており、小規模農園と家族経営による伝統的な生産体制が今も続いています。

コーヒー生産を中心に据えた地域社会は、比類なき文化的アイデンティティを形成し、それは農業技術や生活様式、都市の景観に表れています。住居は「バハレケ」と呼ばれる伝統工法で建てられ、都市集落の建築はスペイン文化と先住文化が融合し、コーヒー生産に適した可動式屋根などの構造が特徴です。また、伝統的な帽子ソンブレロ・アグアデーニョや革製の肩かけバッグなど、伝統衣装や習慣といった無形文化を含めた豊かな遺産があります。

国名 / エリア アメリカ大陸 / コロンビア
登録年 2011
登録基準 文化遺産 (v) (vi)
備考 Coffee Cultural Landscape of Colombia(UNESCO)

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