キューバ中部の内陸部、首都ハバナから南東約500kmに位置する「カマグエイ歴史地区」は、スペイン人がキューバで建設した最初の7つの村のひとつで、牛の飼育と製糖業に特化した内陸都市として発展しました。
1528年に現在の場所に定住して以来、町はラテンアメリカの植民都市に珍しい、曲線的で迷路のような街路構成を特徴とし、広場、小広場、曲がりくねった道、路地、不規則な街区が複雑に組み合わさっています。宗教建築と住宅建築が融合し、統一感のある都市景観を生み出しています。海賊の襲撃を避けるために内陸に築かれたこの町には、アンダルシアの影響が色濃い土造の伝統建築が残っています。歴史地区は現在も都市の中心として機能し、社会・文化活動の場であると同時に、豊かな無形文化遺産を反映しています。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / キューバ |
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登録年 | 2008 |
登録基準 | 文化遺産 (v) (vi) |
備考 | Historic Centre of Camagüey(UNESCO) |