ペルー南部に位置するアレキーパ歴史地区は、先住民の建築技術とヨーロッパ様式が融合した植民地建築の傑作であり、地震に対応した堅牢な壁、アーチ、回廊、広場、精緻なバロック装飾にその特色が表れています。
白や淡紅色の火山岩(シラール)を用いた建造物群は、1540年の建設以来、スペインによる征服や布教、地震の影響、自然環境などの複合的条件のもとで独自の都市景観を形成してきました。サンタ・カタリナ修道院やサン・フランシスコ修道院など、16〜19世紀の建築様式を統合した複合施設も高く評価され、植民地都市の形成過程や地域文化の表現を示す顕著な例となっています。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / ペルー |
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登録年 | 2000 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (iv) |
備考 | ■関連サイト Historical Centre of the City of Arequipa(UNESCO) |