マケドニアの古代王都アイガイ(ギリシャ語でエゲ)は、19世紀にギリシャ北部、現代のヴェルギナ村近郊に発見されました。すでに発掘されている中で最も重要な考古学的遺跡は、紀元前340年頃のモザイクと漆喰で豪華に装飾された宮殿、劇場、城壁、紀元前11世紀から2世紀にかけての300基以上の王家の墓地です。その中には、アレクサンドロス大王の父であるフィリップ2世の墓とされるものも含まれています。
王宮の建築様式、墓の壮大な壁画、象牙の肖像画やミニチュアアート、金属や金銀細工などの品々など、並外れて高品質で歴史的に重要な古典芸術の独創的な芸術作品や美的成果が、墳墓、都市のいずれにも確認されています。これらの多くは、古代ギリシャの偉大な芸術家が手掛けたものです。エゲの考古遺跡は、古典的なギリシャ都市国家からヘレニズム期とローマ時代の帝国構造への移行期における、ヨーロッパ文明の重要な発展の証拠を示しています。
国名 / エリア | ギリシャ / ヨーロッパ |
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登録年 | 1996 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (iii) |
備考 | ■関連サイト Archaeological Site of Aigai (modern name Vergina)(UNESCO) |