アンティグア・グアテマラ

Antigua Guatemala

アンティグア・グアテマラは、グアテマラ共和国の内陸部に位置する歴史都市で、首都グアテマラシティの南西約25キロメートル、標高約1,530メートルの高地にあります。1524年にグアテマラ総督領の首都「サンティアゴ・デ・グアテマラ」として建設され、火災や地震、地滑りによる度重なる被災を経て、1543年に現在の地に再建されました。以来、約230年間にわたり、同地はスペイン植民地時代の政治・宗教・文化の中心として栄え、優れた建築や都市構造が形成されました。

碁盤目状に整備された街路は今も当時の姿をとどめており、宗教・民間・行政建築の多くがスペイン植民地様式の典型例となっています。とりわけ、18世紀のバロック建築様式に基づいた建造物群は、現在では一部が廃墟として残りつつも、スペイン文化の名残を色濃く伝えています。この地で独自に発展した「バロッコ・アンティゲーニョ」は、地震多発地域に適応した地域特有のバロック様式であり、建築的にも重要な価値を持っています。

国名 / エリア アメリカ大陸 / グアテマラ
登録年 1979
登録基準 (ii) (iii) (iv)
備考 Antigua Guatemala(UNESCO)

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