サン・ジョルジオ山は、スイスとイタリアの国境に位置する森林に覆われたピラミッド型の山。ここには三畳紀 (2億4,500万~2 億3,000万年前) の化石が豊富に見られ、その完全性、保存状態ともに世界最高水準とされています。
一連の化石は、三畳紀にこの地に存在した亜熱帯ラグーンで生息していた多様な海洋生物の記録を示すもの。ラグーンは陸地に近かったため、爬虫類、昆虫、植物など、陸上の化石も含まれていることから、非常に豊富な化石資源が生まれました。サン・ジョルジオ山では長い研究の歴史と化石資源の厳格な管理体制を通じ、非常に質の高い標本が十分に文書化、分類されており、その成果は世界中で将来発見される三畳紀の海洋遺跡に関する主要な参照点とされています。 |
国名 / エリア | イタリア / スイス / ヨーロッパ |
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登録年 | 2003 |
登録基準 | 自然遺産 (viii) |
備考 | ■関連サイト Monte San Giorgio(UNESCO) |