東レンネルはソロモン諸島の最南端に位置するレンネル島の一部。
レンネル島は長さ86km、幅15kmあり、環状のサンゴ礁が隆起して生まれた世界で最大の珊瑚島です。東部の東レンネルがユネスコの保護対象とされています。
島の総面積の約5分の1を占めるテガノ湖は、淡水と海水が混ざり合った汽水湖特有の生態系が見られます。
年間降水量が3,000~4,000㎜の高温多湿地域で、レンネル島の大半が高さ約20mの密林によって覆われています。その特殊な環境により、鳥類のレンネルオウギビタキ、レンネルオオコウモリ、シマウミヘビなど、この地域特有の動植物や希少種が生息しています。
近年、森林伐採が進み、生態系に悪影響を与え、海岸線の侵食なども引き起こしていることが確認され、2013年に危機遺産リストに記載されました。
国名 / エリア | オセアニア / ソロモン諸島 |
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登録年 | 1998 |
登録基準 | 自然遺産 (ix) |
備考 | ■関連サイト East Rennell(UNESCO) |