フェッラーラは、イタリア北部、ポー川の浅瀬に発展した街。ポー川のデルタ地帯には何千年もの間人が住んでいましたが、14世紀から16世紀にかけて、支配者のエステ家は大規模な土地の埋め立てと建築事業を実施し、複雑な都市計画を使用して開発された最初のルネサンス都市フェッラーラが完成しました。15世紀から16世紀にはエステ家の統治下で、フェッラーラはルネッサンスの芸術、経済、思想、宗教が集う知的・芸術的中心地となりました。
フェッラーラの都市計画では、通りや壁の配置が宮殿、教会、庭園と密接に結びついており、個々の建物の美しさを強調するのではなく、景観の調和のとれた配置を優先されていることが特徴的です。この都市発展のスタイルは、その後数世紀にわたり都市設計の実践に大きな影響を与えました。
先駆的な都市計画、自然環境と調和した文化的景観、ルネッサンス芸術の中心地としての存在が評価され、「フェッラーラ:ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯」として世界遺産に登録されました。
国名 / エリア | イタリア / ヨーロッパ |
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登録年 | 1995 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iii) (iv) (v) (vi) |
備考 | ■関連サイト Ferrara, City of the Renaissance, and its Po Delta(UNESCO) |