13世紀までに西ヨーロッパ最大の金融街として栄えたイタリア中部の都市シエナは、近隣のフィレンツェやピサとの競争を都市計画の領域まで追求しました。街全体が周囲の風景に溶け込む芸術作品として考案された「シエナ歴史地区」には、12世紀から15世紀の間に建てられたゴシック様式の街並みが、現在までそのままの形で残されています。中でもカンポ広場は、中世の広場としてはヨーロッパ最大で、「世界で最も美しい広場」とも讃えられています。
創意工夫が凝らされたシエナの芸術、建築、都市計画は、特に13世紀から17世紀にかけてイタリアのみならずヨーロッパの広い地域に大きな影響を与えました。
国名 / エリア | イタリア / ヨーロッパ |
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登録年 | 1995 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (ii) (iv) |
備考 | ■関連サイト Historic Centre of Siena(UNESCO) |