オザラ・コクアの森林山塊は、コンゴ共和国北部、下ギニア地域とコンゴ地域の移行帯に位置する約118万ヘクタールの広大な保護区で、470万ヘクタールの森林生態系の中心を占めています。
保護区は、サバンナから再進入した森林のさまざまな段階を示すほか、下ギニア的特徴を持つ多様なマランタ科林や、北コンゴに特有の岩上林や霧林など希少な生態系を含みます。森林内には、ゾウやゴリラ、チンパンジー、森林性シマハイエナなど多くの絶滅危惧種が生息し、463種の鳥類や1,150種の植物も確認されています。ほぼ手つかずの森林は、サンガ間隙における下ギニア林の前線を代表するとともに、マンビリ流域の水資源や陸水生態系の保全にも貢献しており、生物多様性の保護と森林生態系の機能維持に極めて重要な地域です。
| 国名 / エリア | アフリカ / コンゴ共和国 |
|---|---|
| 登録年 | 2023 |
| 登録基準 | 自然遺産 (ix) (x) |
| 備考 | ■関連サイト Forest Massif of Odzala-Kokoua(UNESCO) |
