ブラジル北東部に位置する「サンクリストヴォンの町のサンフランシスコ広場」は、16〜17世紀にポルトガルとスペインが統一されていた時代に築かれた、両国の都市計画が融合した稀有な例です。
サンフランシスコ広場は、スペイン植民都市に見られる「プラサ・マヨール(中央広場)」の概念を取り入れつつ、ポルトガル植民都市の街並み構造や熱帯の景観に調和させて設計されました。周囲にはサン・フランシスコ教会と修道院をはじめ、市民・宗教施設が整然と配置され、長く町の文化・社会活動の中心として機能してきました。地形に適応した合理的な都市計画と、調和の取れた美しい建築群が良好に保存されており、文化交流と都市計画史の重要な証拠となっています。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / ブラジル |
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登録年 | 2010 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iv) |
備考 | São Francisco Square in the Town of São Cristóvão(UNESCO) |