メフメド・パシャ・ソコロヴィッチ橋は、ボスニア・ヘルツェゴビナ東部の都市ヴィシェグラードの中心部に位置するドリナ川に架かる橋。16世紀にオスマン帝国の著名な建築家ミマール・シナンの設計により建設された、オスマン帝国の土木技術と建築の絶頂期を代表する作品です。全長179.5m、11のアーチからなるこの橋は、土木工学と橋梁建築の歴史における重要な段階を象徴しています。
メフメド・パシャ・ソコロヴィッチ橋は、オスマン帝国とバルカン半島、地中海世界の間での文化的交流を示す重要な証拠であり、キリスト教とイスラム教の間の相互作用を反映しています。橋の管理や修復は、オスマン帝国、オーストリア=ハンガリー帝国、ユーゴスラビア、ボスニア・ヘルツェゴビナなど、異なる政治的・文化的な勢力の手により行われ、歴史的な変遷を見守り続けています。
国名 / エリア | ボスニア・ヘルツェゴビナ / ヨーロッパ |
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登録年 | 2007 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iv) |
備考 | Mehmed Paša Sokolović Bridge in Višegrad(UNESCO) |