第一次世界大戦後、オーストリア=ハンガリー帝国が崩壊し、独立した国々を作りたいという欲求が、中央および東南ヨーロッパ各国の都市建設プロジェクトを引き起こしました。スロベニアの首都リュブリャナの都市デザインは、同都市出身の建築家ヨジェ・プレチニックにより手掛けられました。
プレチニックは、リュブリャナの都市空間を単なる機能的な場所としてではなく、市民の生活と社会的つながりを重視した空間として再構築しました。都市デザインは、モダニズム運動の影響を受けながらも、リュブリャナの歴史的文脈と調和するように設計されました。彼は古い建物や街並みを尊重し、そこに現代的な要素を加え、また川や緑地など自然の要素を用いて都市全体の調和を図り、都市のアイデンティティを創出しました。このような歴史的要素と革新の融合は、都市の景観を豊かにし、人間中心の都市デザインのモデルとして評価されています。
国名 / エリア | スロベニア / ヨーロッパ |
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登録年 | 2021 |
登録基準 | 文化遺産 (iv) |
備考 | The works of Jože Plečnik in Ljubljana – Human Centred Urban Design(UNESCO) |