ドイツ中部のナウムブルクにある大聖堂。1028年に建設がはじめられた、中世の芸術と建築を今に伝える証拠です。
東西2つのゴシック様式の聖歌隊席が配置されたロマネスク様式の構造は、後期ロマネスク様式から初期ゴシック様式への変遷を示しています。西側の聖歌隊席と内陣仕切りには、大聖堂の寄進者12人の彫像が設置されています。これらは「ナウムブルク・マイスター」と称される、名前が残されていない彫刻家や石工の工房組織による傑作です。色彩豊かなレリーフや彫刻は、中世の最も重要な彫刻の一つに数えられます。
ナウムブルク大聖堂は、13世紀後半の建築と彫刻における画期的な革新の先駆的な存在で、中世盛期にはその技術は神聖ローマ帝国の東の境界線、さらに南西ヨーロッパへと普及しました。
国名 / エリア | ドイツ / ヨーロッパ |
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登録年 | 2018 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (ii) |
備考 | Naumburg Cathedral(UNESCO) |