チェコの中南部に位置する「トジェビーチのユダヤ人街とプロコピウス聖堂」は、中世以降第二次世界大戦にまでにわたるユダヤ教徒とキリスト教徒の文化の共存を伝える遺産です。
ユダヤ人街には、15世紀以降のユダヤ色の残る住宅やシナゴーグが残り、当時のコミュニティの生活や伝統文化をさまざまな側面から伝える傑出した証拠となっています。ベネディクト会の修道院の一部として13世紀初頭に建てられたプロコピウス聖堂は、この地域における、フランスやドイツなど西ヨーロッパの影響を受けた建築の好例です。ユダヤ人街の外、高台に15世紀と19世紀に建てられたユダヤ人墓地も、世界遺産に含まれています。
国名 / エリア | チェコ / ヨーロッパ |
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登録年 | 2003 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iii) |
備考 | Jewish Quarter and St Procopius' Basilica in Třebíč(UNESCO) |