ワッデン海

Wadden Sea

ワッデン海

オランダ、ドイツ、デンマークの北海沿岸に広がるワッデン海は、全長約500㎞にわたり途切れることのない世界最大の干潟です。世界遺産に登録されたエリアには、オランダのワッデン海保全地域、ドイツのニーダーザクセン州とシュレースヴィヒ₌ホルシュタイン州のワッデン海国立公園、およびデンマークのワッデン海海洋保護区の大部分が含まれます。自然のプロセスがほとんど妨げられることなく機能し続ける、最後に残された大規模な潮間生態系のひとつです。

広大で温帯な比較的平坦な海岸湿地帯には、潮の干満により砂州、海草藻場、貝床、砂丘、干潟、塩性湿地など多様な環境が生み出され、これらはさまざまな動植物にとって重要かつ貴重な生息、成育地を提供しています。ゴマフアザラシ、ハイイロアザラシ、ネズミイルカなどの海洋哺乳類を含む、数多くの動植物種が生息するほか、渡り鳥の中継地、脱皮、越冬地としても重要な役割を担っており、最大610万羽の鳥が同時に生息し、毎年平均1000万羽から1200万羽が飛来します。

国名 / エリア オランダ / デンマーク / ドイツ / ヨーロッパ
登録年 2009
登録基準 自然遺産 (viii) (ix) (x)
備考 Wadden Sea(UNESCO)

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