フランス北部、ベルギーと国境を接するノール=パ・デュ・カレー地方。この地域はかつては農業が盛んでしたが、17世紀に巨大な鉱脈が発見されて以降、約3世紀にわたり石炭の採掘により潤いました。また、18世紀にはフランス産業革命を支えました。
約120㎞にわたり広がるエリアに、炭鉱を中心とした都市計画にもとづく景観が形成されました。石炭の採掘場や関連施設、ぼた山、輸送施設や炭鉱会社の建物のほか、労働者の住居や学校、コミュニティー施設など、109の構成資産が、「ノール=パ・デュ・カレー地方の炭田地帯」として2012年に世界遺産に登録されました。
国名 / エリア | フランス / ヨーロッパ |
---|---|
登録年 | 2012 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iv) (vi) |
備考 | Nord-Pas de Calais Mining Basin(UNESCO) |