西ガーツ山脈は、インドの西海岸沿い南北1,600kmにわたり連なる山脈。自然保護区や国立公園など39か所を構成資産とし、2012年に世界遺産に登録されました。
この地域は、ジュラ紀初期にゴンドワナ大陸の一部であったインド半島が分裂し孤立した陸塊となり、その後ユーラシア大陸に衝突し押し出されたことで現在の地形となりました。西ガーツ山脈は、この地史に裏付けられた種分化を示しており、大陸地域としては他に例を見ないレベルの種の多様性と固有性を有しています。4,000~5,000 種の植物が記録されており、約 650 種の木のうち 352 種(54%)が固有種です。また、シシオザル、ニルギリタール、ニルギリラングールなどの絶滅危惧種は、この地域特有の動物です。アジアゾウ、ガウル、タイガーなど、世界的に絶滅の危機に瀕している主要な哺乳類もこの土地に生息しています。
国名 / エリア | アジア / インド |
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登録年 | 2012 |
登録基準 | 自然遺産 (ix) (x) |
備考 | Western Ghats(UNESCO) |