ゴレスターン宮殿の建造物群は、イランの首都テヘランの歴史地区の中心部にあり、テヘラン最古の建築に数えられています。
サファヴィー朝時代の16世紀に建設が開始され、増改築が繰り返された建造物群に、19世紀に現在も残る特徴的な装飾が施され、ガージャール朝の王室の住居兼政庁として使われました。
ペルシア語で「バラの園」を意味するゴレスターン宮殿は、伝統的なペルシア美術・建築と西洋の建築技術の融合を顕著に示す建造物群で、近代化のさなかの19世紀ペルシアを代表する芸術的傑作です。ガージャール朝の権力と技術、芸術性の高さを示すとともに、現代のイランに新たな芸術の形や創造力をもたらしました。
このような点が評価され、2013年に世界遺産に登録されました。
国名 / エリア | アジア / イラン |
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登録年 | 2013 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iii) (iv) |
備考 | Golestan Palace(UNESCO) |