パサルガダエは、紀元前6世紀にペルシアの中心地(現在のイラン南西部)にキュロス2世により築かれた、アケメネス朝ペルシア帝国最初の首都です。
この地に残る宮殿や庭園跡、キュロス2世の霊廟は、アケメネス王朝初期の芸術と建築技術を示す顕著な例であり、ペルシア文明を証明するものです。
パサルガダエの建設には、キュロスの支配下にあったさまざまな民族の文化的要素が取り入れられており、古代ペルシア芸術や建築の進化の礎となったと考えられています。また、パサルガダエで造られた「四分庭園」は、後の西アジアの建築デザインの原型となりました。
このような点が評価され、2004年に世界遺産に登録されました。
国名 / エリア | アジア / イラン |
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登録年 | 2004 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (ii) (iii) (iv) |
備考 | Pasargadae(UNESCO) |