アウクスブルクの水管理システム

Water Management System of Augsburg

ドイツの南部、ミュンヘンの北西に位置する「アウクスブルクの水管理システム」は、運河網、15世紀から17世紀に建てられたポンプ機を収容する給水塔、水冷式の肉屋、3つの記念碑的な噴水システム、そして今日も持続可能なエネルギーを供給し続ける水力発電所などからなる世界遺産です。

アウクスブルクでは14世紀から現代に至るまで、段階を経て進化してきた重要な技術革新を生み出し、水力工学の先駆者としての地位を確立しました。衛生問題が病気の原因となる事実が確立されるずっと以前の1545年には、既に飲料水と加工水の厳密な分離が導入されていました。水資源の利用と高純度の水の生産が、都市の継続的な成長と繁栄の基礎となったことがわかります。アウクスブルクはルネサンスの水の「芸術」と、産業革命において市に卓越した地位をもたらした都市行政と水管理という、2つの重要な歴史的段階を鮮明に証明しています。

国名 / エリア ドイツ / ヨーロッパ
登録年 2019
登録基準 文化遺産 (ii) (iv)
備考 Water Management System of Augsburg(UNESCO)

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です