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殷墟(いんきょ)
殷墟(いんきょ)は中国北京の南の安陽市にある、中国最古の都市遺跡です。
殷王朝後期の最後の首都として、紀元前1300年頃から紀元前1046年まで栄えました。
殷墟では、皇室の墳墓や宮殿の遺跡、当時の王族には珍しい王妃の墓などが発掘されています。
牛の肩甲骨や亀の腹甲など神託による甲骨文字、数多くの青銅器や玉器、太陽暦と太陰暦を組み合わせた暦法など、当時の技術レベル・社会システムがいかに発達していたかを証明する貴重な遺物となっています。
青銅器時代の繁栄を伝える中国最古の都市遺跡として、殷墟は2006年に世界文化遺産に登録されました。