カザフスタン、トルクメニスタン、ウズベキスタンの3か国にまたがるアラル海周辺やウスチュルト台地、カラクム砂漠の一部など14か所が、「トゥランの寒冬の砂漠群」として世界遺産に登録されています。カスピ海からトゥラン高原にかけて広がるこの地域は、中央アジアの温帯乾燥地帯に位置し、東西およそ1500キロメートルにわたる雄大な砂漠地帯を形成しています。
夏は酷暑、冬は厳寒という過酷な気候条件のもと、環境に巧みに適応した多様な動植物が生息し、卓越した生物多様性を示しています。また、各地域はそれぞれ異なる砂漠の地形や生態系を備え、生物多様性や進行中の生態学的プロセスの点で相互に補完し合うことで、極めて貴重な自然環境を織りなしています。
国名 / エリア | アジア / ウズベキスタン / カザフスタン / トルクメニスタン |
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登録年 | 2023 |
登録基準 | 自然遺産 (ix) (x) |
備考 | ■関連サイト Cold Winter Deserts of Turan(UNESCO) |