「ティエラアデントロの王の道」は、メキシコシティからアメリカ・ニューメキシコ州サンタフェへと至る約2,600kmの歴史的街道で、そのうちメキシコ国内の約1,400kmが世界文化遺産に登録されました。
街道は16〜19世紀にかけて銀や水銀の交易路として整備され、沿道には鉱山、旧大農園、教会、橋、都市など多様な施設が発展し、すでに世界遺産に登録されている5つの都市と、55の遺跡が点在しています。また、この道は、スペイン人、クレオール、先住民など多様な人々の文化交流を促し、街道沿いには多民族社会の形成され、地域の経済・社会・文化の発展に大きく寄与しました。植民地時代の歴史と文化の融合を今に伝える貴重な遺産です。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / メキシコ |
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登録年 | 2010 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iv) |
備考 | Camino Real de Tierra Adentro(UNESCO) |