タジキスタン東部、面積260万ヘクタール超の広域に広がるタジク国立公園は、ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に次いで世界で3番目に高い山系であるパミール山脈のほぼ全体を網羅しています。
7000メートル超の峰を含む険しい山々、ユーラシア大陸最大かつ極地以外では世界最長のフェドチェンコ氷河をはじめとする1000以上の氷河、氷河の峰に囲まれた深い峡谷の数々、170の河川、400以上の湖など、雄大な自然が風光明媚な景観を演出しています。
公園内には豊かな植物相が見られ、ユキヒョウなど哺乳類や鳥類の希少種も生息しています。 また、この地では地殻変動が進行中で、プレートテクトニクスと大陸の沈み込み現象の研究においても重要な場所となっています。頻繁に大規模な地震が発生することから、人間の居住や農業による環境への影響を受けることが少なく、これが手つかずの自然が守られてきた要因とも言われています。
国名 / エリア | アジア / タジキスタン |
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登録年 | 2013 |
登録基準 | 自然遺産 (vii) (viii) |
備考 | Tajik National Park (Mountains of the Pamirs)(UNESCO) |