タイ国立公園

タイ国立公園は、コートジボワール南西部に位置し、西アフリカ最大規模の原生熱帯雨林を守る地域です。5,360㎢に及ぶ広大な森林は、高さ40～60mの巨木が連なる壮麗な森冠、霧に包まれた深い谷、森から突き出す花崗岩のインゼルベルクなど、手つかずの自然美を湛えています。

ここには1,300種の高等植物が生育し、その半数以上が上ギニア森林固有種です。チンパンジーやコビトカバ、3種のセンザンコウなど稀少な大型哺乳類47種、250種以上の鳥類が確認され、アフリカでも突出した生物多様性を示します。原生林の規模と完全性、多様な動植物の集中、そして熱帯雨林がつくり出す壮観な自然景観が、国際的に高く評価されています。