セネガルとガンビアの国境地帯、ガンビア川流域に広がる「セネガンビアのストーン・サークル群」は、四つの巨石遺跡群により構成され、そこには1,000を超える石の環状列石と墳丘が約350kmにわたって点在しています。発掘調査により、紀元1千年紀から2千年紀にかけての埋葬や鉄器、装飾品が出土しており、当時の社会が高度に組織化され、豊かであったことが分かっています。
これらの遺跡は、平均2メートル、最大7トンにもなるラテライト石を巧みに加工して築かれたもので、8~14個の立石が円形に配置されています。正確で熟練した技術を示す精緻な石工技術とともに、千年以上にわたって続いた独自の建設や葬送の慣行を今に伝える、貴重な文化的証拠として評価されています。
| 国名 / エリア | アフリカ / ガンビア / セネガル |
|---|---|
| 登録年 | 2006 |
| 登録基準 | 文化遺産 (i) (iii) |
| 備考 | ■関連サイト Stone Circles of Senegambia(UNESCO) |
