ブラジル北東部の大西洋岸の半島に位置する「サルヴァドール・デ・バイーア歴史地区」は、1549年に築かれ、1763年まで植民地ブラジルの首都を務めたポルトガル植民都市です。
街はルネサンス期の都市計画を植民地の複雑な地形に巧みに適応させ築かれ、歴史地区には防衛・行政・宗教の中心であった「上の町」と、港を基盤とする商業地であった「下の町」から成る、独自の都市構造が残っています。また、この地は16〜18世紀にはヨーロッパ、アフリカ、先住民文化が交差し、1558年には新世界初の奴隷市場も設置されるなど、多文化の交流拠点として発展。その融合の歴史は、現在も街の建築や暮らしに息づき、有形・無形の文化遺産として高く評価されています。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / ブラジル |
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登録年 | 1982年 |
登録基準 | 文化遺産 (iv) (vi) |
備考 | ■関連サイト Historic Centre of Salvador de Bahia(UNESCO) |