サブラータの古代遺跡

Archaeological Site of Sabratha

サブラータの古代遺跡は、リビア北西部、首都トリポリから約65㎞の地中海沿岸に位置しています。

紀元前6世紀頃、フェニキア人によって設立されたサブラータは、アフリカ内陸部の産物を流通させる重要な交易拠点として栄えました。一時はマシニッサ王(紀元前238年〜紀元前148年)の治世下でヌミディア王国の一部となり、その後、紀元2〜3世紀にはローマ帝国の支配下で全盛期を迎えました。4世紀には度重なる地震で被害を受けた後、ビザンチン帝国によって再建されましたが、最終的には都市は衰退していきました。こうした歴史を背景に、サブラータの古代遺跡にはフェニキア時代、ローマ時代、ビザンチン時代の貴重な遺構が残されており、特に3世紀初めに建設された、5000人を収容可能な大規模な円形劇場がよく知られています。

国名 / エリア アフリカ / リビア
登録年 1982
登録基準 文化遺産 (iii)
備考 危機遺産

■関連サイト
Archaeological Site of Sabratha(UNESCO)

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