レユニオン島には、マダガスカルから約800km、インド洋南西部のマスカリン諸島に位置するフランス領の島。既に火山活動を停止しているピトン・デ・ネージュ と、現在も活動している ピトン・ドゥ・ラ・フルネーズの2つの火山峰があり、島の面積の40%ほどを占めています。
火山活動、地滑り、多雨や河川の浸食が、この島に険しくも美しくダイナミックな景観を生み出しました。中でも火山峰に縁どられた圏谷(カール)や切り立った岩壁群が特徴的な景観です。ところどころ木々が生い茂る深い峡谷、亜熱帯雨林、雲霧林、低木林など、バラエティに富んだ景観と生態系のモザイクがつくり出されました。また、この地域は世界的にも顕著な植生の多様性を誇るエリアで、固有種も豊富に見られます。マスカリンの生物多様性の保全の上でも重要な場所です。
2010年に「レユニオン島の火山峰、圏谷と岩壁群」として世界遺産に登録されました。
国名 / エリア | フランス / ヨーロッパ |
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登録年 | 2010 |
登録基準 | 自然遺産 (vii) (x) |
備考 | Pitons, cirques and remparts of Reunion Island(UNESCO) |