サヴォイア王家の王宮群

Residences of the Royal House of Savoy

スペルガ聖堂

イタリア北部、トリノとその近郊にある「サヴォイア王家の王宮群」は、イタリア統一運動の主力であったサヴォイア王家が1562年以降、行政と娯楽の目的で開発された22の宮殿と別荘を含む、大規模な一連の領地から構成されています。

トリノに首都を構えたサヴォイア王家は、17世紀と18世紀にこの地域を完全に再編成する計画を実行しました。市街地とその周辺地域にバロック様式の建築を構え、サヴォイア王家の絶対的な権力を明示しました。アスカニオ・ヴィトッツィによる王宮、フィリッポ・ユヴァッラによるマダマ宮殿などをはじめ、王宮群の建造物は、何十年の時をかけて著名な建築家により建設され、バロックと後期バロックの芸術と建築の溢れんばかりの才能を証明しています。また、トリノの王宮を中心として放射線状に設計された都市空間と広大な田園地帯は、文化と自然が真に共生する複雑かつ統一された王宮遺産を特徴づけています。

国名 / エリア イタリア / ヨーロッパ
登録年 1997
登録基準 文化遺産 (i) (ii) (iv) (v)
備考 ■関連サイト
Residences of the Royal House of Savoy(UNESCO)

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