「ランメルスベルク鉱山と歴史都市ゴスラーとオーバーハルツ水利管理システム」は、ドイツ南東部に位置する世界遺産。
ランメルスベルクの銅、鉛、錫の鉱山は、11世紀から1980年代までの長期間にわたり、継続的に稼働しました。近郊のゴスラーの町は、鉱山の金属鉱脈が豊富であるため、ハンザ同盟において重要な役割を果たし、10世紀から12世紀にかけて神聖ローマ帝国の拠点のひとつとなりました。中世に遡る歴史的な中心部は完全な状態で保存されており、15世紀から19世紀にかけて建てられた約1500軒の木骨造りの家々が残っています。
その南に位置する「オーバーハルツ水利管理システム」は、非鉄金属生産のための鉱石の抽出を促進する目的で、約800年をかけて開発されてきました。その建設は中世にシトー会修道士によって開始され、その後16世紀末から19世紀にかけて大規模に開発されました。人工池、地下排水路、地下坑道などの非常に複雑かつ一貫したシステムで構成され、これにより鉱業および冶金プロセスで使用する水力の開発が可能になりました。西側諸国における鉱山革新の主要な拠点として、高い評価を受けています。
国名 / エリア | ドイツ / ヨーロッパ |
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登録年 | 1992 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (ii) (iii) (iv) |
備考 | Mines of Rammelsberg, Historic Town of Goslar and Upper Harz Water Management System(UNESCO) |