「島の経済を表す真珠産業遺産」は、2012年に登録されたバーレーンの世界遺産です。
ペルシャ湾の真珠採取に見られる伝統的な海の利用は、数千年に渡りバーレーン経済を形作り、19世紀末から20世紀初頭にかけて最盛期を迎えました。その隆盛はムハラク市の商業地区の発展に反映されています。1930年代に日本の真珠養殖が発展した結果、この地の真珠産業の繁栄は突然の終焉を迎えましたが、ムハラク市の都市遺構、砦、海岸、カキ床など一連の施設は、2世紀から20世紀初頭にかけてペルシャ湾を支配した伝統的真珠産業の最盛期を色濃く示しています。
世界遺産には、木材と石膏の職人技が光るムハラク市の建築、3か所の沖合のカキ床、海岸の一部が含まれ、伝統的文化の記憶を今に伝えています。
国名 / エリア | アジア / バーレーン |
---|---|
登録年 | 2012 |
登録基準 | 文化遺産 (iii) |
備考 | Pearling, Testimony of an Island Economy(UNESCO) |