リオデジャネイロの北約513kmに位置する古都オウロ・プレトは、18世紀初頭に金鉱開発で栄えたヴィラ・リカの急斜面に築かれたポルトガル植民都市です。険しい地形に沿った不規則な街路に広場や教会、住宅が点在し、バロック建築の優美な曲線が調和した景観を形成しています。
建築や装飾はポルトガル様式を基にしつつも、空間構成や石彫に独自の工夫が見られ、特に地元の片麻岩や滑石を用いたファサード装飾は高い芸術性を示します。ポルトガル王室の勅令により修道会設立が禁じられていた当地では、教会や礼拝堂が宗教芸術の中心となり、異文化の融合による高い芸術性が今に伝えられています。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / ブラジル |
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登録年 | 1980年 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (iii) |
備考 | ■関連サイト Historic Town of Ouro Preto(UNESCO) |