モスクワ南西部にあるノヴォデヴィチ女子修道院群は、16世紀から 17世紀にかけてモスクワで流行したいわゆる「モスクワ・バロック」様式の傑出した代表例で、非常に状態良く保存された修道院複合体の好例です。修道院群は8つの大聖堂を含む14の建物で構成されています。
ノヴォデヴィチ修道院はクレムリンと密接な関係があり、ロシアの政治、文化、宗教の歴史、主要な歴史的出来事、ロシア国家の重要な歴史上の人物とも関連が深いです。この修道院は、要塞としても機能した唯一の古代の修道院で、「ミニチュア版モスクワ・クレムリン」と呼ばれることもあります。皇帝の家族や貴族の女性たちが過ごしたことでも知られ、皇帝の家族や側近もこの修道院の墓地に埋葬されています。豪華な内装と、絵画や工芸品の重要なコレクションを備え、ロシア建築の最高傑作の一例となっています。
国名 / エリア | ヨーロッパ / ロシア |
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登録年 | 2004 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (iv) (vi) |
備考 | Ensemble of the Novodevichy Convent(UNESCO) |