ローマ帝国の国境線 – 低地ドイツのリーメス

Frontiers of the Roman Empire – The Lower German Limes

ローマ帝国の国境線 - 低地ドイツのリーメス

ドイツのボンの南から、オランダの北海沿岸まで、ライン川下流に沿って400kmにわたり続くリーメス(長城)が、「ローマ帝国の国境線 – 低地ドイツのリーメス」として世界遺産に登録されています。

ローマ帝国の防衛システムの一部であった要塞、監視塔、関連したインフラや民間建築の遺跡が残ります。これら軍事建築の発展は、ローマ帝国最盛期の重要な文化交流とともに、帝国の末端まで建設管理の技術知識がいきわたっていたことを示しています。ローマが北の隣国に対して外交による制御を諦めた末に設けられた、最古の直線的な国境線です。一帯は常に湿地であり、ローマ帝国の軍事司令部が採用した水管理戦略と関連する建造物があったこともうかがえます。

国名 / エリア オランダ / ドイツ / ヨーロッパ
登録年 2021
登録基準 文化遺産 (ii) (iii) (iv)
備考 Frontiers of the Roman Empire – The Lower German Limes(UNESCO)

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