バイカル湖

Lake Baikal

ロシアとモンゴルの国境に近いシベリア南東部に位置するバイカル湖は、約3000万年前に海溝が孤立し形成された世界最古、かつ最深 (1700m) の湖です。面積は約315万ヘクタールに及び、世界の未凍結の淡水総量の20%がこの湖にあるとされています。

タタール語で「豊かな湖」を意味するバイカル湖は、その長い歴史の中で、海から取り残され淡水化に適応していった多種多様な水生生物を育み、世界で最も豊かで珍しい淡水動物相を生み出しました。「ロシアのガラパゴス」とも呼ばれ、進化科学にとって非常に価値のある場所です。中でもバイカルアザラシは、世界で唯一の淡水で暮らすアザラシとして知られています。1000種以上の固有種を含む世界屈指の生物多様性を誇り、中には絶滅に瀕しているものや、未確認のものも少なくないとされています。また、バイカル湖は世界一の透明度を誇り、卓越した景観美も高く評価されています。

国名 / エリア ヨーロッパ / ロシア
登録年 1996
登録基準 自然遺産 (vii) (viii) (ix) (x)
備考 ■関連サイト
Lake Baikal(UNESCO)

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