古都トロギール

アドリア海に面したクロアチアの古都トロギールは、都市の歴史的な継続性を示す優れた例です。

紀元前３世紀にギリシャの植民地により築かれた元々の集落は、その歴史を通じ、ギリシャ、ローマ、ビザンティン、ハンガリー、ヴェネツィアといったさまざまな文化の影響を受けてきました。ヘレニズムおよびローマの都市計画に基づいて建設された中世の町には、ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロックなど、後の各時代の建築物が随所に見られます。都市の構造は非常によく保存されており、町並みのすべての側面において、社会的および文化的発展の軌跡を明確に見ることができます。