オーストリアの中部のザルツカンマーグート地方にそびえるダッハシュタイン山塊は、東アルプスの一部を成し、狭い谷から急にそびえる巨大な山々が織りなすドラマチックな景観を誇ります。この壮大な自然景観における人間の営みは先史時代にはじまり、紀元前2千年紀にはすでに塩の採掘が行われていました。山麓の町ハルシュタットは、塩の採掘と加工、交易を基盤として20世紀半ばまで栄えました。その名は文字通り「塩の町」を意味し、繁栄はハルシュタットの湖畔に建ち並ぶ町の素晴らしい建築物に反映されています。
「ハルシュタット-ダッハシュタイン・ザルツカンマーグートの文化的景観」は、塩の採掘の経済史と結びついた2500年にもわたる継続的な進化を伝える文化的景観です。
国名 / エリア | オーストリア / ヨーロッパ |
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登録年 | 1997 |
登録基準 | 文化遺産 (iii) (iv) |
備考 | ■関連サイト Hallstatt-Dachstein / Salzkammergut Cultural Landscape(UNESCO) |