ポルトガル北西部の都市ギマランイスは、12世紀初頭、初代ポルトガル国王アフォンソ1世がこの地で誕生したことから、「ポルトガル発祥の地」と言われています。現在まで非常に状態良く残された歴史地区では、中世の集落が現代の都市へと進化した様子を見て取ることができます。隣接するコウルス地区は工業地帯で、19 世紀から 20 世紀初頭の皮なめし工場、労働者の家や都市の名残が見られます。
この地の建築には伝統的な建築資材と技術が一貫して使用され、15世紀から19世紀にかけてのポルトガル建築の独特な発展を今に伝えています。その特殊な建築技術はアフリカや新世界のポルトガル植民地に伝わり、今でも各地で見ることができます。
このような点が評価され、「ギマランイス歴史地区とコウルス地区」として世界遺産に登録されています。
国名 / エリア | ポルトガル / ヨーロッパ |
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登録年 | 2001 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iii) (iv) |
備考 | Historic Centre of Guimarães and Couros Zone(UNESCO) |