ベネズエラの首都カラカスのベネズエラ中央大学本キャンパスを中心とした「カラカスの大学都市」は、広大な1,642平方キロメートルの敷地に展開し、1940〜1960年に建築家カルロス・ラウール・ビジャヌエバが設計した建築や現代美術の傑作、さらに植物園を含みます。
建物、芸術作品、自然が一体となった空間は、アートが居住空間の不可欠な要素として機能し、鉄筋コンクリートによる技術革新と当時の精神を映し出しています。アレクサンダー・カルダーの彫刻「雲」のあるアウラ・マグナ(講義室)、オリンピックスタジアム、屋内プラザなどの主要建築は、植民地期の概念を現代的に解釈し、熱帯環境に適した開放的な設計が施されています。20年以上の歳月をかけて築かれたこの複合施設は、都市計画・建築・美術の理念を一貫して体現した近代都市の傑作として評価されています。
国名 / エリア | アメリカ大陸 / ベネズエラ |
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登録年 | 2000 |
登録基準 | 文化遺産 (i) (iv) |
備考 | ■関連サイト Ciudad Universitaria de Caracas(UNESCO) |