中央スリナム自然保護区

Central Suriname Nature Reserve

セントラル・スリナム自然保護区は、1998年に設立されたスリナム最大の自然保護区で、国土のおよそ11%を占める広大な面積を誇ります。コッペナーメ川をはじめとする複数の河川の源流域を含み、標高25〜1,230メートルにわたる変化に富んだ地形と、多様な生態系を有しています。

原生熱帯林を中心に、湿地林、サバンナ、花崗岩のインセルバーグなどの特異な地形が広がり、約5,000種の維管束植物や400種の鳥類、ジャガー、オオカワウソなどの希少な哺乳類が確認されています。未調査の地域も多く、真の生物多様性は未だ解明されていません。人為的影響がほとんど見られないこの原始的な自然環境は、生物の移動や適応、遺伝的多様性の維持を可能にし、世界的にも貴重な生態系のひとつとして高く評価されています。

国名 / エリア アメリカ大陸 / スリナム
登録年 2000
登録基準 自然遺産 (ix) (x)
備考 ■関連サイト
Central Suriname Nature Reserve(UNESCO)

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