グアナカステ保全地域は、コスタリカ北西部の太平洋岸に広がる自然保護区で、面積は約14万7千ヘクタールに及びます。太平洋岸から山岳地帯を経てカリブ海側の低地熱帯雨林へと続く、生態系の垂直的遷移がほぼ手つかずで残されており、世界的にも貴重な地域です。
マングローブ林や熱帯雨林、雲霧林、ナラ林、サバンナなど多様な森林が連続し、動植物の移動や遺伝的交流を支える自然環境が維持されています。とくに熱帯乾燥林は極めて希少で、自然再生が進んでいる点も注目されます。海域では、冷水の湧昇流により高い生産性が保たれ、サンゴ礁やマングローブ、湿地など多様な海洋生態系が展開しています。この地域には、約7,000種の植物と900種以上の脊椎動物が生息し、これはコスタリカ国内の生物種の3分の2を占めます。 また、絶滅危惧種のサメ類やウミガメ類などの重要な繁殖地でもあり、生物多様性の保全において国際的に重要な拠点とされています。
| 国名 / エリア | アメリカ大陸 / コスタリカ | 
|---|---|
| 登録年 | 1999 | 
| 登録基準 | 自然遺産 (ix) (x) | 
| 備考 | Area de Conservación Guanacaste(UNESCO) | 

 
							
							
							
															 
							
							
							
															 
							
							
							
															 
										
					 
									 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	 
										
										
										
																	