クーリナの古代遺跡

Archaeological Site of Cyrene

クーリナの古代遺跡は、リビア西部、現在のベンガジ近郊に位置しています。紀元前7世紀に古代ギリシャの植民地として創設され、その後ローマ帝国の支配下で重要な都市へと発展したことを示す遺跡です。

クーリナは地中海貿易の拠点として繁栄し、その都市計画や建築様式、さらには宗教的・社会的構造には、ギリシャとローマの文化が交わった影響が色濃く反映されています。遺跡内にはアポロン神殿、円形劇場、ネクロポリス(共同墓地)、アゴラ(公共広場)などが残り、古代都市の構造や建築技術が保存されています。これらの遺構は、当時の文明の発展や交流を物語る貴重な証拠となっています。

国名 / エリア アフリカ / リビア
登録年 1982
登録基準 文化遺産 (ii) (iii) (vi)
備考 Archaeological Site of Cyrene(UNESCO)

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