「中世アナトリアの木造多柱式モスク群」は、トルコ国内の異なる地域に位置する5件の木製イスラム宗教建築により構成されています。いずれも13世紀末から14世紀中期にかけて建設された、イスラム木造建築初期の建造物です。
石やレンガの建築物が主流のイスラム宗教建築において、木製の多柱式モスク群の建設は、1240年代のモンゴルの侵略とその後に、中央アジアから木造建築技術に精通した職人たちが到来したことと関連しており、建築文化や技法の重要な交流を示しています。木材建築技術の高度な技術、木彫りや絵画を駆使した精巧な内部装飾は、この時代の建築技術の卓越した例として高く評価されています。
国名 / エリア | アジア / トルコ |
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登録年 | 2023 |
登録基準 | 文化遺産 (ii) (iv) |
備考 | Wooden Hypostyle Mosques of Medieval Anatolia(UNESCO) |